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エアコンと全館空調、どちらを選べばいい?その違いを徹底比較!

2024.04.26

  • 全館空調
エアコンと全館空調、どちらを選べばいい?その違いを徹底比較!

「全館空調」は、家中すべての温度を24時間・365日快適に保つことのできる住宅専用の換気システムです。

「エアコンにするか、全館空調にするか?」ということは、住宅の冷暖房設備の選択において大きな分かれ目です。「それぞれメリット・デメリットがあって、どっちにすればいいのかわからない!」そのように迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、住宅の冷暖房設備を検討している方のために、全館空調のエキスパートである私たちの視点から、全館空調とエアコンのちがいについてご紹介します。本記事が、検討の一助となれましたら幸いです。

エアコンの特徴:お手軽で効率的な冷暖房の基本形!

エアコンは、一つ以上の室内ユニットと外部ユニットから構成される、分散型の冷暖房システムです。このシンプルな構造により、低コストの導入が可能です。また、特定の部屋だけを暖めたり、冷やしたりすることができます。エアコンの主なメリット・デメリットは、下記のとおりです。

メリット

  1. 導入コストが低い
    エアコンは主にひとつの部屋を集中して冷暖房するため、導入コストを低く抑えることができます。また、部屋ごとに設定を変えることができるため、必要な部屋にのみ使用することができます。そのため、使い方によってはうまくランニングコストも抑えることができるでしょう。


  2. 冷暖房に柔軟性がある
    エアコンは基本、各部屋に1台設置するつくりとなっているため、個々の好みや必要に合わせて温度を調整できます。また、仕事や趣味などにあわせて特定の部屋だけ集中して冷暖房したい場合にも、有効的に活用することができるでしょう。


  3. 取り付けがカンタン
    エアコンは高度な専門知識を必要としないため、家電量販店などのサービスを利用して比較的簡単に取りつけることができます。


デメリット

  1. 部屋ごとの管理が大変
    エアコンは基本、一部屋に1台。各部屋ごとにユニットを設置する必要があるため、多くのユニットが必要になる場合があります。部屋数の多い住宅だと、取り付けや管理が煩雑になってしまうことがあります。


  2. エネルギー効率が低下すると、コストがかさむ場合がある
    エアコンが一部屋だけを暖めたり、冷やしたりしようとするためには多くのエネルギーが必要です。そのため、エネルギー効率が低下するとコストがかさんでしまう可能性があります。


  3. 空気質が低下し、健康を害する場合がある
    エアコンは、特定の部屋やエリアを冷暖房する際に空気中の湿度を低下させる傾向にあります。乾燥した空気は、のどや皮膚の乾燥、目の痒みやかゆみなどの不快感を引き起こす可能性があります。
    また、エアコンのフィルターは空気の通り道であるため、定期的な清掃や交換が必要です。これを怠ると空気中のホコリや花粉などのアレルゲンが溜まり、アレルギー症状を引き起こしてしまうリスクがあります。

全館空調の特徴:住宅全体の温度を均一化し、快適な環境をつくる!

全館空調は、一つのシステムで住宅全体を一括管理することができる冷暖房システムです。また「空調」という名のとおり、単に冷暖房するのみでなく、湿度調節や空気中の汚れの分解など、空気質をも向上させる性能にすぐれています。全館空調の主なメリット・デメリットは、下記のとおりです。

メリット

  1. 健康管理がしやすい
    全館を一つのシステムで一括管理できるため、住宅全体に均一な温度分布をすることができます。これによって「家のどこにいても温度が変わらない」という状態を実現できるため、ヒートショックなどの健康被害を防ぐこともできます。

    また、全館空調システムは温度調節のみならず、湿度交換の機能も兼ね備えている場合が多いです。この場合、取り込んだ空気中の熱といっしょに湿度も交換する「全熱交換器」が採用されています。このしくみによって、外の乾燥した空気がそのまま屋内に入ることなく、快適な湿度を保つことができます。
    また温度と湿度の両方から熱回収ができるため、省エネにもつながります。

    さらに、全館空調システムの中には花粉やPM2.5、ホコリ、細菌などを空気中から排除してくれる製品も増えています。以上のことから、全館空調システムを活用すれば健康管理がしやすくなるといえるでしょう。


  2. 長期運用でランニングコストを抑えることができる
    全館空調は一見すると高コストに思えるシステムですが、一度温度設定をすれば全館の温度を均一化し、エネルギー効率を向上させることができます。そのため、活用方法によってはランニングコストを抑えることができます。


  3. 室内のスペースを有効活用できる
    全館空調システムは一つのシステムで空調を一括管理するため、エアコンのように各部屋に大掛かりな機器が配置されることはありません。室内で目につくのも吹き出し口や温度コントローラだけなので、部屋を広々と使うことができます。インテリアにこだわったり、お子さまやペットの怪我を防いだりするなど、有効活用できるでしょう。

デメリット

  1. イニシャルコストが高い
    全館空調システムはひとつの統合型システムであるため、複雑な設置方法と配管方法を用います。専門性が高いので、導入時のコストはどうしても高くついてしまいます。


  2. 定期的なメンテナンスが欠かせない
    全館空調システムは一つのシステムで住宅全体の空調管理を行っているため、機器が故障してしまうと家全体の空調管理ができなくなってしまいます。故障や劣化を未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

    ★全館空調のメンテナンスコスト削減術についてはこちらの記事をご参照ください!


  3. 部屋ごとの温度調節がむずかしい
    全館空調は、住宅全体の温度を一定に保つことのできるシステムです。裏を返せば、各部屋ごとの温度調節ができないということでもあります。家族間で温度の感じ方に大きな差がある場合は、不便さを感じることもあるでしょう。
    ただし、最近では全館空調システムの中にも部屋ごとの温度調節が可能な製品(ゾーニングシステム)が増えてきています。全館空調にこだわりがある場合は、ゾーニングシステムが搭載された製品を選ぶとよいでしょう。

 

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まとめ:全館空調とエアコン、あなたの家にはどちらが向いている?

エアコンと全館空調は、それぞれ異なる特性を持ち、異なるニーズに対応できることがわかりました。下記にそれぞれの特徴に適したタイプをまとめました。

●エアコンが向いている人

  • イニシャルコストを抑えたい人
    初期投資を最小限に抑えたい場合や、取付・取替の工事をできるだけ簡単に済ませたい場合には、エアコンが向いています。
  • 特定の部屋でのみ温度調節をしたい人
    特定の部屋やエリアでのみ冷暖房を必要とする人にとっては、一部屋に1台設置するエアコンは活用しやすいでしょう。

●全館空調が向いている人

  • 部屋全体を快適に過ごしたい人
    特に全熱交換器を採用している全館空調システムであれば、空気の温度と湿度を快適な状態で一定に保つことができます。また、全館空調はエアコンのようにスペースを取らないため、空間も有効活用することができます。
    部屋全体を快適な状態に保ちたい人にとっては、空気質の面でも、視覚面でも快適な全館空調が向いているのではないでしょうか。
  • 健康管理を重視する人
    空気の温度のみならず、空気質も重視したい人にとっては、全館空調が最適でしょう。また、特に高齢者がいる住宅の場合、住宅の温度を一定に保つことのできる全館空調システムを導入することは、ヒートショック予防につながります。

★全館空調のメリット・デメリットについては、こちらの記事でも紹介しています!

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