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最適な全館空調システムを選ぶためのポイント

2024.02.04

  • 全館空調
最適な全館空調システムを選ぶためのポイント

全館空調」は、家中すべての部屋を24時間・365日快適に保つことのできる空調システムです。

コロナ禍以降、家の中で過ごす時間が増えた私たちにとって、住環境は生活の質を上げるためにとても大切な役割を果たしています。

そんな中「家の中のどこにいても温度が一定に保たれる」という、全館空調システムを採用した住宅が年々増加しています。テレビCMやチラシなどで、全館空調システムを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

家は家族みんなが毎日を過ごす、一番安心できる場所。そんな住宅の空調を一括管理するシステムですから、何を基準に選べばよいのか迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、全館空調のエキスパートである私たちの視点から「最適な全館空調システムを選ぶためのポイント」をご紹介します。

最適な全館空調システムを選ぶためのポイント

●導入コスト

全館空調システムの導入コストは100万円〜300万円ほどと、メーカーによって差があります。温度管理方法や配管の方法、制御システムの複雑さなどに差があることがその理由であり、コストの高低でシステムの質が決まるわけではありません。

以下でご紹介するポイント含め、どのような性能が家族みんなの暮らしかたにマッチしているかを考慮することが大切です。

●保証期間とアフターサービス

導入コストが抑えられた場合でも、その後発生するランニングコスト、そしてメンテナンスコストを考慮することが非常に重要です。

全館空調システムには、定期的なメンテナンスが必須です。設備を清潔に保たないと、家全体の空気質が悪化し、暮らす人の健康が損なわれてしまうからです。

ただ、エアコンのように自分で掃除することが難しく、プロに頼まなければならないような構造のシステムも少なくありません。

そのため、保証期間が長く、メンテナンスサービスが充実しているメーカーを選ぶと安心して利用することができるでしょう。

●販売方式

全館空調システムの販売方式は2種類あります。ハウスメーカーが独自で販売しているものと、ビルダーフリーのものです。

ハウスメーカーの全館空調システムであれば、家づくりの計画時点で導入を検討することができます。ただし、他のメーカーの住宅では採用することができません。

ビルダーフリーの全館空調システムは、工務店が取り扱っているもので、ハウスメーカーで建てた住宅でなくとも導入することができます。

以上のことから、家づくりの計画の状況や建築会社の選定状況も加味して、販売方式から選ぶのもひとつのポイントといえます。

●温度管理方法

全館空調システムの温度管理方法には、おもに以下の4種類があります。

  • 天井吹き出し型
    住宅の天井にダクトを設置して、その吹き出し口から冷温風を送風するタイプ

  • 壁パネル輻射型
    壁に設置された大型の冷暖房パネルから、冷温風を送風するタイプ

  • 床下冷暖房型
    断熱された床下の基礎部分に蓄熱し、床からの輻射熱と床ガラリから送風することで室内を冷暖するタイプ

  • 壁掛けエアコン型
    室内に設置された1台のエアコンから、各部屋を冷暖するタイプ

各タイプによって費用が変わります。導入コストやランニングコスト、メンテナンスコスト等、総合的なコストバランスを考慮することが大切です。

また、見た目を重視する場合はなるべく部屋の空間を圧迫しないタイプを選定することもひとつの指標となります。

●個別温度設定の有無

最近は、家全体の温度を一定に保つ全館空調システムの中でも、部屋ごとに個別の温度設定ができる製品も増えています。

家族の中で体質や温度の感じ方に差があるという方は、個別温度設定の有無も大きなポイントになるかもしれません。

●気密性や断熱性

ハウスメーカーの全館空調システムを採用する場合、住宅の気密性や断熱性も大きなポイントとなります。

全館空調システムを導入するにあたり、気密性や断熱性は非常に重要な条件です。

特に以下①〜⑤の指標を参照して、気密性や断熱性を比較するとよいでしょう。

  • 断熱等性能等級
    「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に規定された、省エネ性能を示す等級です。
    等級の値が大きいほど、気密性・断熱性は高くなります。
    全部で7段階あり、後述するZEH(ゼッチ)基準に相当するのが等級5です。

  • UA値(外皮平均貫流率)
    住宅全体の熱の逃げやすさを示す数値です。値が小さいほど、気密性・断熱性が高くなります。

  • ZEH対応
    ②のUA値が0.6以下の断熱性であり、1年間で消費するエネルギーの量を0以下にすることをめざした住宅です。

  • Q値(熱損失係数)、C値(相当すき間面積)
    Q値はUA値と同じく住宅全体の熱の逃げやすさを示す数値です。換気による熱の損失を含み、建物の延床面積で算出する点がUA値とのちがいです。
    C値は、住宅全体のすきまの量を示す数値です。そのため、C値が小さいほど気密性が高い住宅ということになります。

●空気清浄機能や加湿機能


空気清浄機能や加湿機能があらかじめついているかどうかも、全館空調システムを選択するうえでの一つのポイントです。

特に、全館空調は一つのシステムで家全体の空気を管理しているため、空気清浄がしっかりと行われていないと家全体に汚れた空気が行き渡ってしまいます。そのため、選択の条件として重視するのがよいでしょう。

また、全館空調の家は乾燥しやすいというデメリットがあるため、加湿を考慮することも大切です。ただし、加湿器を購入したり、植物を置いたりするなど、コストがかからない方法で加湿機能をまかなうことができる場合もあります。総合的なコストバランスを考えて、機能面を比較しましょう。

まとめ:最適な全館空調システムを選ぶためのポイント

・導入コスト

・保証期間とアフターサービス

・販売方式

・温度管理方法

・個別温度設定の有無

・気密性や断熱性

・空気清浄機能や加湿機能

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まとめ

今回の記事では、最適な全館空調システムを選ぶためのポイントについてご紹介いたしました。

当社では、全館空調システムの導入をお考えのお客様へ、お困りごとの解決や理想の暮らしの実現に向け、最適なご提案をさせていただきます。

少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、当社までご相談いただけますと幸いです。

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