Column
2024.03.04
「全館空調」は、家中すべての温度を24時間・365日快適に保つことのできる空調システムです。
全館空調システムの導入を検討するうえでやはり気になるのが、エネルギーの消費量。
どのような点においてエネルギー効率がよいのか?エアコンとのちがいは?など、疑問を感じている方もいらっしゃることでしょう。
そこで本記事では、全館空調のエキスパートである私たちの視点から「エネルギー効率を向上させる全館空調システム」について、エアコンとの比較を交えながらご紹介します。
省エネ設計と最新技術の活用
全館空調システムには、省エネルギー設計が施されています。
断熱性能の高い建材や高効率の機器を使用することで、室内の温度を一定に保つ際のエネルギー損失を最小限に抑えることができるようになっています。
さらに、最新技術の活用により、エアフィルターの効率化や冷媒の循環システムの改善など、エネルギーの無駄を減らす取り組みが行われています。
熱交換技術の採用
多くの全館空調システムでは「熱交換技術」が活用されています。
熱交換では、室内の空気を循環させるときに、外部から取り入れる新鮮な空気を「室内の空気と熱を交換する」ことで冷やしたり暖めたりします。
この熱交換により、外気を冷却、または加熱する際のエネルギー消費を削減し、システム全体の効率を高めることができます。
熱交換器で温度調整された空気は室温に近くなるので、機器には高すぎる負荷がかかることがなく、常に「ちょうどいい」加減で運転しつづけることができます。これがエネルギー効率の向上につながるのです。
また、熱交換には「顕熱交換」と「全熱交換」の2種類があります。
顕熱交換が温度の熱だけを交換するのに対し、全熱交換では温度だけでなく、湿度もいっしょに交換するのが大きなちがいです。
温度と湿度の両方から熱回収ができるので、顕熱交換にくらべ省エネ効果があります。
そのため、顕熱交換ではなく全熱交換を行う全館空調システムを選べば、より効率的なエネルギー消費ができるでしょう。
個別の温度制御と運用の最適化
全館空調システムの中には、家の各部屋やエリアごとに温度を調整できる製品もあります。
このタイプの製品であれば、家中すべての温度を快適な状態で保ったうえで、必要な部分だけを冷やしたり暖めたりすることができます。
たとえば、日中は家族が集まるリビングや仕事部屋のみを温度調節し、使っていない寝室や物置部屋は外気にあわせて設定するなど、個別の温度制御によってムダなエネルギー消費を最小限に抑えることができます。
また「家族みんなが外出する時間帯には、エネルギー消費が最小限に抑えられる自動設定を適用する」など、そのシステムの最適な運用をすることもポイントです。時期や使用状況に応じて最適な運用をすれば、エネルギー効率を向上させることができます。
全室一括管理による効率化
エアコンは通常、部屋ごとに取り付けられている場合が多いので、個々の部屋で別々に温度調節をする必要があります。
家のつくりによっては、温まりにくい部屋のエアコン稼働にかかるエネルギー消費が多くなる場合もあります。
また、エアコンとは別にヒーターやファンなどを取り入れなければならないこともあるでしょう。その分、エネルギー消費が大きくなってしまいます。
しかし、全館空調システムでは一括管理が可能であり、一度稼働すれば常に家全体が快適な温度で保たれるしくみになっています。
そのため、部屋ごとの個別温度調節を行う場合でも、全体の冷房や暖房を効率的に調整することができます。その地域にもよりますが、ヒーターやファンなど、別の機器が不要になることも少なくありません。
この全室一括管理のしくみにより、不必要なエネルギー消費を避けることができます。
熱交換技術の活用
一般的にエアコンと換気扇とを併用する場合は、室外の空気を直接冷却または加熱するしくみになっています。
そのため、夏季は外の蒸し暑い空気を、冬季は冷え込んだ空気を一から温度調節しなければなりません。その温度調節のために、大変多くのエネルギーを消費することになります。
対して全館空調システムは、先にご紹介したように「熱交換技術」を採用しています。
外気に含まれた熱(全熱交換器の場合は湿度も)を利用するので、室内の温度を調整する際に必要なエネルギーを削減できます。
この空気の温度調節にかかるエネルギー効率のちがいが「エアコン+換気システム」と「全館空調」のちがいのひとつです。
住宅に適したシステム設計と運用管理
全館空調システムは、特に新築住宅に対応しているものであれば、家族構成や各部屋の用途など「その家にとって最適な空調管理」になるよう、設計することができます。
建設地の平均的な気象データを参照し、その住宅全体に必要な冷暖房能力を計算したり、各部屋の換気や送風において最適なダクト(空気の通り道)の配管がなされます。
また、製品によっては全館空調のエネルギー消費量を定期的にモニタリングし、システムの効率やパフォーマンスを確認することができます。
エネルギー消費量の高い部屋や、ムダが生じている場合には改善策を立てることもできます。
後づけしやすいエアコンよりも「その家にとってぴったりな」空調管理ができるところが、全館空調システムがすぐれている点のひとつでしょう。
全館空調システムのエネルギー効率が良い理由とは?
エアコンと比較したときのちがいは?
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今回の記事では、エネルギー効率を向上させる全館空調システムについてご紹介いたしました。
当社では、全館空調システムの導入・交換をお考えのお客様へ、お困りごとの解決や理想の暮らしの実現に向け、最適なご提案をさせていただきます。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、当社までご相談いただけますと幸いです。
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