「全館空調」は、家中すべての部屋を24時間・365日快適に保つことのできる空調システムです。

本記事では、全館空調のエキスパートである私たちの視点から「全館空調を活用した健康的な居住空間のつくり方」をご紹介します。

全館空調と健康状態はどう関係している？

昨今、全館空調と健康との関連性が注目されています。

全館空調システムは、24時間換気で室内の温度を一定に保つシステム。そんな全館空調システムを導入した住宅で暮らすことで、健康状態が良好に保たれるということです。

最近の研究では、高性能フィルター搭載の全館空調を導入した住宅に転居した人々が、花粉症やアレルギー性鼻炎・手足の冷え・寝つき・眠りの質や寝起き・活動意欲等、さまざまな健康状態が改善されたという結果も出ているようです。[i]

住まいの環境を考えるうえで、そこに住む私たちにとって「健康的に過ごせること」という条件は必須ですよね。

住宅の断熱性や空気質は私たちの健康状態に直結しています。そして、その断熱性や空気質に一定の品質を誇る全館空調システムは、健康状態の向上と維持に大きな役割を果たしているのです。

本記事では、そんな全館空調をどのように活用すれば「健康的な居住空間」をつくることができるのか、ご紹介いたします。

室温を一定に保ち、急激な温度変化による健康被害を防ぐ！

ヒートショックとは、急激な温度変化によって身体の中で血圧の大きな変動が起こり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす非常に危険な状態です。[ii]このヒートショックが、家の中でも起きてしまう危険性があるのです。

たとえば、冬の寒い日にお風呂で身体を温めたあと、脱衣所で身体を拭いているとき、その温度差でヒートショックを起こしてしまったり、リビングから暖房の効いていないトイレに移動したときなど、住み慣れた家の中でも十分あり得ることなのです。

特に高血圧や糖尿病、不整脈や動脈硬化などの持病がある方、65歳以上の高齢者の方は要注意です。

「室温を一定に保つ」という特徴を持つ全館空調システムを活用し、家の中の寒暖差を最小限にすることで、このヒートショックを予防できます。

また、全館空調システムの中には、部屋ごとの温度設定を変えることができる製品もあります。血圧の高低など、家族間でその体質に大きな差がある場合は、部屋ごとの個別温度設定を活用するのもよいでしょう。

空気をきれいな状態に保ち、有害物質による健康被害を防ぐ

私たちが取り入れる空気に含まれる有害物質。この有害物質が人体に与える影響は甚大です。

たとえば、PM2.5のように粒子の細かな物質は、鼻腔を抜けて肺まで到達し、肺での炎症を引き起こすきっかけとなります。スギ花粉症の有病率も、年々増加しています。

室内であれば、ダニやカビ、ホコリはもちろんのこと、接着剤や塗料に含まれる化学物質など、健康被害を引き起こす原因となる物質がたくさん存在します。

そのため、室内の空気による健康被害を防ぐためには、換気を行い清浄な空気質を保つことが必要です。

しかし、一般的な住宅で換気のために窓を開けると、空気といっしょに有害物質や湿気も室内に入ってきてしまいます。新鮮な外気を取り入れることができても、空気の質を上げることが難しいのです。

一方、全館空調システムを導入した住宅であれば、この空気質を上げることができます。

全館空調システムで行われる換気は「第１種全熱交換換気」といいます。一般的に窓を開けて行う換気とちがう点は「給気・排気ともに機械で行われる」という点です。

高性能フィルターで外気に含まれる有害物質を除去してから室内に給気するため、空気質を上げることができます。

また、排気の際に熱が取り除かれ、それが給気に移される熱交換の仕組みになっているので、室温の大幅な変化がなくなるのも大きなメリットです。この際に熱と一緒に湿度も交換されるため、湿度を一定に保てるのもよい点といえるでしょう。

まとめ：全館空調を活用した健康的な居住空間のつくり方

・全館空調の家で暮らすことで、身体にはさまざまなよい影響がある

・室温を一定に保ち、急激な温度変化による健康被害を防ぐ

・空気をきれいな状態に保ち、有害物質による健康被害を防ぐ

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まとめ

今回の記事では、全館空調を活用した健康的な居住空間のつくり方についてご紹介いたしました。

当社では、全館空調システムの導入をお考えのお客様へ、お困りごとの解決や理想の暮らしの実現に向け、最適なご提案をさせていただきます。

少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、当社までご相談いただけますと幸いです。

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[i] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000022927.html　参照