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エアリゾートの全館空調に交換するならココがポイント!他社製品との違いについても解説!

2024.10.28

  • 全館空調
エアリゾートの全館空調に交換するならココがポイント!他社製品との違いについても解説!

24時間・365日、換気と冷暖房で家中すべてを快適な温度に保つ全館空調システム。昨今はますます各家庭でのニーズが高まり、次々と新しい機種が登場しています。すでに全館空調を利用しており、経年変化や省エネなどの観点から、その交換を検討している方もいらっしゃるでしょう。

当社では、数ある全館空調の中でも特に自由な室温調整ができ、気流感が少なく快適で最高ランクのシステムである「エアリゾート」を専門に取り扱っております。

本記事では「エアリゾート」の全館空調システムとしての特徴や「エアリゾート」に交換することのメリット、また他社製品との違いについても解説いたします。本記事が、新しい全館空調システム選びの一助となれましたら幸いです。

1. エアリゾートの全館空調とは?

エアリゾートの特徴

エアリゾートは、三菱電機が展開する全館空調システムのブランドです。健康性・快適性・省エネ性・省スペース性を兼ね備えたシステムとして、多くの住宅メーカーで採用されています。以下の2点が、エアリゾートの大きな特徴です。

セントラルダクト方式 高気密・高断熱住宅の性能を最大限に引き出す
三菱が採用しているのは、1台の冷暖房室内ユニットで発生させた冷温風を各部屋へ送風し、循環させるダクト空調。
そのダクト空調を長年にわたり研究開発し、冷暖房効果と熱交換換気効果の高い「セントラルダクト方式」をエアリゾートに採用しています。
これにより、高気密・高断熱住宅の性能が最大限に引き出され、24時間・365日快適に過ごせる住空間が実現するのです。

ロスナイ換気システム 室内の快適さをキープする
ロスナイ換気システムとは、ホコリや花粉を含んだ外気をフィルターでカットし、新鮮な外気のみを室内に取り入れ、同時に室内の汚れた空気を排出するシステムです。このシステムにより、住宅内の空気が常に新鮮な状態に保たれます。
また、このとき同時に行われるのが熱交換換気です。この熱交換換気によって温度と湿度が一定に保たれ、室内の涼しさや暖かさ、適度な湿気を逃さない快適な住空間を保つことができます。

エアリゾートの全館空調システムの種類

エアリゾートには、住宅の規模や構造、予算に合わせて選べるよう、複数のタイプが用意されています。

  • ヒートポンプタイプ
    一般地域向け。換気・冷房・暖房能力を搭載。部屋ごとの温度コントロールが可能であり、比較的温暖で冷房能力にゆとりが欲しい地域に適しています。

  • ヒートポンプタイプ(小規模住宅向け)
    上記のタイプと同性能で、より小規模な住宅に適しています。

  • 温水タイプ
    準寒冷地・寒冷地向け。換気・暖房能力を搭載。住まいを1階と2階などの2ゾーンに分けて温度コントロールすることが可能であり、温水ボイラーで経済的に強力暖房します。

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2. エアリゾートの全館空調に交換するメリット

エアリゾートの全館空調を導入するメリットとして、主に次の4つの観点が挙げられます。

  • 健康性 ② 快適性 ③ 省エネ性 ④ 省スペース性

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

エアリゾートに交換するメリット① 健康性

  • 24時間自動換気で空気をリフレッシュ
    全館空調の住宅の必須条件である高気密・高断熱住宅では、家全体で1時間に0.5回の換気が必要だと言われています。エアリゾートでは自動的に24時間換気が行われるため、室内の汚れた空気と室外の新鮮な空気を交換し、室内の空気をリフレッシュすることができます。

  • 捕集効果の高い空気清浄フィルターを搭載
    エアリゾートでは、空気清浄フィルターによって、花粉やホコリなどの粒子を約80%カットする効果があります。これによって、アレルギーなどの健康被害を防ぐことができます。

  • 常時換気とロスナイ換気で最適湿度を保つ
    住宅内において、細菌やカビ・ダニが発生しにくい最適な湿度帯は、湿度40〜60%であるといわれています。エアリゾートは独自の換気システムで最適湿度を保ち、カビやダニ、結露の発生しにくい環境をつくります。

エアリゾートに交換するメリット② 快適性

  • 家中の温度を一定に保つ
    高気密・高断熱住宅において、エアリゾートは家中・部屋中をムラなく冷暖房することができます。リビングや各部屋、廊下や洗面所、玄関まで温度差が少なくなるので、体温調節の苦手な子どもやお年寄りも快適に過ごすことができます。また、これによりヒートショックなどの健康被害を防ぐこともできます。

  • マイルドな送風で不快感を軽減
    特にエアコンなどの冷暖房機器では、温風や冷風や直接体に当たり、その刺激や乾燥感などで不快に感じることが少なくありません。エアリゾートの送風は低速でマイルドな気流であるため、風の流れをほとんど感じない、身体にやさしい冷暖房です。

  • 静かな運転音で快適な睡眠につながる
    エアリゾートの冷暖房室内ユニットは、居室から離れた廊下の機械室に設置されます。そのため、運転音が軽減され、睡眠時でも気にせずに過ごすことができます。

エアリゾートに交換するメリット③ 省エネ性

  • ロスナイ換気で電気代を節約できる
    高気密・高断熱住宅は、快適な状態に設定した室内の温度や湿度が逃げにくく、冷暖房効率が高くなります。この特性に加え、温度・湿度の両方を熱交換する(全熱交換)熱交換換気によって、ダブルの省エネ効果が生まれます。これが、エアリゾートのロスナイ換気です。

  • 独自の制御方式でムダな送風を抑える
    エアリゾートの一部のタイプには、三菱が独自開発した風量制御方式「VAV」が採用されています。VAVには室内環境によってモーターの回転速度を制御するインバーター制御が用いられており、これによって小風量で設定温度を保つことができます。
    また、最大10部屋までルームコントローラーを設置できるので、吹き出し口で部屋ごとのON/OFFや、冷暖房のコントロールが可能です。これが省エネにつながります。


エアリゾートに交換するメリット④ 省スペース性

  • インテリアを損ねない最小限の露出部分
    エアリゾートの冷暖房室内ユニットは、床下の機械室に設置されます。そのため、室内で目に見えるのは天井の吹出口と、壁に設置された小さなルームコントローラーだけです。インテリアにこだわりのある方、お部屋を広く使いたい方にも適しています。

  • 外観にフィットする室外ユニット
    住宅の外に設置される機器も、冷暖房室外ユニット2台のみです。外観が気になる方や、近隣住宅への影響を考える方でも、安心して設置することができます。

3. エアリゾートの全館空調に交換するときの注意点

多くのメリットを持つエアリゾートですが、交換時にはいくつかの注意が必要です。事前にしっかりと確認し、検討しましょう。

  • 基本的には新築住宅に適したシステムであるため、
    場合によっては交換に時間や費用がかかることがある

    エアリゾートは、ダクト配管施工やダクトスペースの確保が必要となるため、基本的には新築住宅に最も適したつくりのシステムとなっています。
    ただし、部品の組み合わせによっては交換対応が可能であり、特殊な造りの住宅や、住宅のリフォームでも導入が可能です。詳しくは一度、当社までお問い合わせください。

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  • 全館24時間常時運転のシステムであることを考慮する

    エアリゾートは、住宅全体を冷暖房するシステム。そのため、一度運転を停止するとその後の立ち上がりに時間がかかります。エアコンのように急冷・急暖の効果は見込めないため、注意しましょう。急冷・急暖を行いたい部屋がある場合は、別途に冷暖房器の導入が必要です。
    また、冷暖房のみを運転し、換気運転を停止するということはできません。周辺の環境をよく確認し、常時換気しても問題ないかどうかを事前によく確認することが大切です。


  • 定期点検が必要である

    エアリゾートを長く、安心して使いつづけるためには、定期的な保守・点検がとても重要です。不具合を早期発見し、早期に対応することで故障を未然に防ぎます。エアリゾートの定期点検契約を活用しましょう。また、自分でできる簡単なメンテナンスを実施することも大切です。

自分でできる簡単なメンテナンスのコツはこちら

4. エアリゾートと他社全館空調システムの違いは?

ここまで「エアリゾート」について、製品の特徴や交換するメリット、注意点についてご紹介しました。では、選定の決め手となる「他社製品との違い」について、エアリゾートにはどのようなポイントがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

ここが違う!エアリゾート①:全熱交換器による湿度調節

全館空調システムを導入した方のお悩みとして特に多く挙げられるのが「乾燥が気になる」というものです。温度の低い外気を家の中に取り込む際、空気を暖める必要があります。この暖める過程で、空気中の水分が奪われ、湿度が低下してしまうのです。これが乾燥の原因です。

一方、エアリゾートは外気を家の中に取り込む際に「全熱交換器」を採用しています。空気中の温度と湿度の両方を交換回収するため、乾燥した空気をそのまま室内に入れないのです。

エアリゾートは、この湿度調節において特に優れています。三菱では、全熱交換が行われるダクト空調を長年にわたり研究開発しており、その豊富なノウハウをもとに高水準なシステムを手がけています。

ここが違う!エアリゾート②:メンテナンス費用が比較的安い

大手ハウスメーカーの全館空調システムにおいて、メンテナンス費用は1年あたり約9,000円〜25,000円程度に設定されている場合が多いです。

全館空調システムを長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。たとえ初期費用が圧倒的に安くても、定期的なメンテナンス費用が高額になる場合、長期的に見てコストがかさんでしまう場合もあります。

エアリゾートでは、定期点検を1年あたり5,000円〜の格安料金で実施することが可能であり、都度点検よりもはるかにお得です。また、故障時の修理の優先出勤・出張基本料金無料など、点検にかかわる費用が全体的に抑えられているのも大きな特徴です。

たしかに初期費用や本体そのものの価格も大切かもしれませんが、全館空調システムは、一度導入すればその快適性からユーザーが長く使いつづけることを前提としたシステムです。定期的なメンテナンスを行えば、設備の耐用年数が延長され、長く使いつづけることができる場合もあります。

長期的に考えたときに、メンテナンス費用が抑えられることは大きなメリットとなるでしょう。

ここが違う!エアリゾート③:部屋ごとの温度調節が可能

全館空調システムは、家全体を均一な温度に保つことができるシステムです。一方で、部屋ごとの温度調節ができないというデメリットもあります。

特に子どもからお年寄りまで幅広い年代が一緒に暮らしている住宅内では、温度の感じ方に個人差があり、調節がむずかしいというお悩みもよく見うけられます。

エアリゾートは、部屋ごとの温度調節ができる全館空調システムです。各部屋で温度と風量の制御ができるため、個々人にとって最適な空間をつくることができます。

また、物置のように普段は使わない部屋への送風を止めることもできるため、省エネにもつながります。

睡眠時に快適な温度を保つ「キープ運転」や梅雨時期などに役立つ「アメニティドライ運転」などの機能も搭載されているため、個々人が過ごすシチュエーションに合わせた空調の設定が可能です。

5. まとめ

本記事では、全館空調システム「エアリゾート」の特徴や交換するメリット、他社製品との違いについてご紹介いたしました。

当社には、エアリゾートを中心とした多数の全館空調システムの施工実績がございます。

新しくおうちを建てられる方で全館空調の導入をお考えの方、現在お使いの全館空調システムを交換したい方、エアリゾートについてご興味を持たれた方は、ぜひ一度当社までお問い合わせください。全館空調のエキスパートである当社が豊富な経験をもとに、最適なご提案をさせていただきます。

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