Column
2024.06.16
「全館空調」は、家中の温度を24時間・365日快適に保つことのできる住宅専用の換気システムです。
近年、気候変動の問題は世界中でますます深刻化しています。その原因は私たち人間が発生させる温室効果ガスにありますが、国連で提示されている2030年までの排出量の半減、そして2050年までの排出量正味ゼロまでに抑えることは容易ではないでしょう。私たち一人ひとりが、できることをする心がけが必要です。
新築住宅の建設にあたり、全館空調の導入を検討している方の中には「システムを活用するうえで、少しでも環境に配慮し、気候変動に対応できるようなものを選びたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、気候変動に対応するための全館空調システム、またそのアップグレード方法について、ご紹介いたします。
はじめに、全館空調システムを活用するうえで、気候変動に対応するためのポイントをご紹介します。主なポイントは、次の3つです。
❶エネルギー効率を向上させること
もっとも大切であるといっても過言でないのが、エネルギー効率の向上です。
住空間の快適さを保ちながらもそのエネルギー消費を減らすことで、環境への負荷を軽減することができるのです。
❷資源を最適な方法で利用すること
自然光や自然換気、断熱材など、既存の資源を最大限に活用することで、エネルギーの消費を最小限に抑えることができます。元々省エネ効果の高い全館空調システムにこの方法を作用させることで、ムダが減り、持続可能な生活を推進することができます。
❸維持管理を大切にすること
定期的なメンテナンスやシステムのアップグレードは、❶で掲げたエネルギー効率の向上につながります。適切な維持管理によって、全館空調システムが長期間にわたって効率的に機能することができるのです。
❶エネルギー効率を向上させること、❷資源を最適な方法で利用すること、❸維持管理を大切にすること。この3つのポイントを踏まえたうえで、気候変動に対応するために全館空調をどのように活用すればよいか、見ていきましょう。
すでに全館空調システムを導入されている方は、温度調節を頻繁に行っていないかどうか、確認してみましょう。メーカーによって多少の差はありますが、一般的に全館空調の適切な設定温度は、冷房が26〜28℃、暖房が20〜22℃といわれています。全館空調ではエアコンと異なり、急激な温度調節は必要ありません。この適切な温度の範囲内で常時運転することを意識すれば、省エネ運転をすることができます。
全館空調システムにおいて、定期的な掃除は要となります。
特にフィルターが汚れてしまうと空調効率が下がり、エネルギーが多く消費されてしまうことになるので、定期的な掃除を行いましょう。それによって将来的な故障のリスクが下がり、ランニングコストを抑えることにもつながります。フィルターの掃除は機器にもよりますが、2週間に1回程度が目安です。天井埋め込み型はフィルターの取り外しなどの手間もありますので、注意が必要です。
弊社がおすすめしているエアリゾートは、床置きなので清掃が簡単です。フィルターを取り出し、掃除機で吸う程度でかまいません。
夏は直射日光を遮り、冬は日中の陽射しを取り入れて暖房効果を高めるために、カーテンやブラインドを上手に使います。自然の資源である日射をコントロールすることで、エネルギー消費を抑えながら全館空調の特性を活用した高効率な冷暖房を行うことができます。
全館空調システムがその性質をいかんなく発揮できるのは、高断熱・高気密という条件のもとにおいてです。ドアや窓の隙間に隙間テープを貼ることで、外気の侵入を防ぎ、室内の温度をさらに保ちやすくすることができます。
全館空調システムに扇風機をプラスして空気を循環させることで、さらに効率よく部屋全体を冷暖房することができます。また、毎日の空気環境を考えて局所換気をすることもおすすめです。全館空調の住宅内においてはできれば禁煙が望ましいですが、どうしてもむずかしい場合は換気扇を設置しましょう。また、台所・浴室にも換気扇の設置をおすすめします。
冬場は窓にホームセンターなどで販売されている断熱シートを貼ると、熱損失を防ぐことができます。また、夏場は遮熱効果もあるシートを活用するとさらに効果的です。
多くの全館空調システムにおいては、大掛かりな空調設備を室内に必要としません。逆に言えば、少ない空気の通り道が塞がれてしまうと、エネルギー効率が下がることにつながります。吹き出し口や吸い込み口をふさがないように家具を配置し、空気の流れをスムーズに保ちます。
全館空調システムを活用して気候変動に対応する3つのポイント
❶エネルギー効率を向上させること
❷資源を最適な方法で利用すること
❸維持管理を大切にすること
全館空調システムを活用して実際にできること
□温度設定の見直しを行う
□フィルターの定期的な掃除
□カーテンやブラインドの活用
□ドアや窓のすき間を塞ぐ
□扇風機・換気扇との併用
□かんたんな断熱対策
□家具の配置を工夫する
エアリゾートは、ご自身でのメンテナンスも簡単。エンジニアによる定期点検に加え、
掃除機でほこりを吸い取るだけのフィルター清掃だけで機器の状態を保てます。
温度調節機能が充実しているエアリゾートですが、さらに湿度の調節が必要な場合は、
季節の植物や加湿器を置くだけで簡単に湿度調節をすることができます。
温度湿度計を置いておくと、自分の心地よい快適な温湿度を知ることもできます。
冷暖房効率の高さに加え、外気を室内の温度に近づけて取り入れる「熱交換換気」に
より、省エネ効果が期待できます。また、三菱が独自に開発した風量制御方式により
少ない風量で設定温度を確保することもできます。
▶︎詳しくはこちらから!
今回の記事では「深刻化する気候変動に対応する!全館空調システムのアップグレード方法」についてご紹介いたしました。
当社では、全館空調システムの導入をお考えのお客様へ、お困りごとの解決や理想の暮らしの実現に向け、最適なご提案をさせていただきます。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、当社までご相談いただけますと幸いです。
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